沖縄のハジチ、台湾原住民族のタトゥー「歴史と今」
ハジチ展行きました。
ハジチは沖縄や台湾の入墨文化、
描かれた紋様はどこか織物の紋様に似ている。
沖縄本島で描いた入墨職人は、
階級を失った士族女性であったために
首里で流行っていた紋様が全島に浸透したのだとか。
織物を織っていた人が描いたのだとしたら、
至極当然な模様。
離島や奄美では、異なる紋様が描かれているのも頷ける。
ハジチに込めた願い、
そこには思うところがあるけれど、
いつの世も 美と願いは寄り添っている。
沖縄では1899年ハジチは禁止されました。
美を恥とした権力と時代が、台湾や沖縄に与えた影響は大きい。
台湾では現在、民族権利運動の成果から、民族の印として復活を遂げています。
沖縄では、今後どう受け止めていくのか気になるところです。
沖縄県立博物館・美術館
『沖縄のハジチ、台湾原住民族のタトゥー「歴史と今」』
2019年11月4日まで。
入墨で親子の再会が叶ったという実話を元に
製作された母娘ハジチの模型。
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