職人の技展
りうぼうで開催中の「
全国職人の技展」を拝見してきました。
お世話になっている方の職人仲間が出展されていて、
じっくりお話伺えました。
木目込み人形職人の方は
「出来上がりのイメージを完全に描き、
それに向けて基本の型作りをする。型はイメージの30%で形成し、
最終段階の人形に着せる着物柄で100%の作品に仕上げる」
鍛冶職人の方は
「見た目の商品価値よりも、使い手の使う様子をイメージし、
より長く使ってもらえる、使って良かったと思ってもらえる物を目指し、
それを実現するために技術を向上させる。
5.6年前の作品を今見ると、B級品です。もちろんお客様は喜んでくれていますが、
今現在の自分の基準自体が上がっているのでしょうね」
常に、作り出す商品で仕事に向き合う姿勢を問われている仕事が「職人」。
具体的に言葉にできるということもまた、日々の考えが明確である証拠なのかもしれません。
知人のご紹介でお会いした方から、
今年制作した作品に貴重なご意見をいただきました。
ぼやんと気づいていた事がくっきりと見え、乗り越えるべき壁が少し見えました。
ぐっときました。
だからこそ、貴重な言葉、無駄にしてはいけません。
今年は、じっくりと技術の向上に努めます。
心強い師匠がいることに感謝しつつ、最大限学びたいと思います。
外に向けて発信することも大事だけれど、
今は内を磨くいいチャンスが来ているように思います。
と、いうわけで
全国、世界を駆け巡る職人さんは、かっこいいですよ。
お時間ある方、ぜひ足を運んでみてください。
[第16回 全国職人の技展]
期間:2/14(火)〜20(月)
場所:りうぼう6F大催事場
時間:10:30〜19:30 ※最終日は17:00にて閉場
関連記事