夢染織工房 中野夢琉球笛研究所

2013年12月21日

アンガマ、那覇に現る



八重山のソーロン(旧盆)に行われる伝統文化「アンガマ」を那覇で再現公演しました。
アンガマ(祖先)一行があの世からこの世の家に帰って来て、唄や踊りを子孫と共に楽しむ。この世の人からアンガマに珍問答する姿も楽しい行事。

それを舞台で再現する。
全編八重山方言で行われ、まるで旧盆の石垣白保の軒先から見ているよう。客席から珍問が飛び出せば、アンガマはそれに面白おかしく応える。演奏する曲目には、これを舞台でやっちゃうのね、というような歌詞もある。子孫繁栄、ということか。

衣装は八重山の着物ではなく、日本浴衣。違う世界を模したのか、それとも鮮やかに彩るためか、理由はわかっていない。復帰前にはすでに浴衣だったという。
顔は晒しで隠し、クバ笠に花をつけた花笠を被り、腰には紫の腰布を巻く。
私も昨日は浴衣に花笠であの世の笛吹きに。古典とは違う囃子の笛をお願いされ、かつてないほど装飾音が入りました。演る側も観る側も かなり楽しい舞台になりました。

祖先に一年に一度会える、そんな身近な存在の魂がある文化には、大事なものは自分のものではなく、祖先と未来からの預かり物であると伝えています



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Posted by 夢布 at 19:01│Comments(2)琉球笛出演
この記事へのコメント
あけましておめでとうございます♪

今テレビで、JAL琉球民謡大会見てたら、似てる人を発見!本人かな?
Posted by ぷに at 2014年01月01日 13:12
本人です笑
バレましたか!なんとなく気恥ずかしかったのですが、気づいてもらえて、光栄です☆
Posted by 夢布夢布 at 2014年01月30日 12:56
 
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